スーパーグローバル学部増田准教授

いかれた大学教員の思いつき

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大学のグローバル化

スーパーグローバル詐欺であれなんであれ、近年、大学の目標としてグローバル化やそれに対応した人材の育成が掲げられることが多くなった。 世界を舞台に活躍できる人材を育成することの必要性については異論はないのだが、今現在進められようとしている大学…

広大のアレのその後

一世を風靡したにも関わらず、研究費3万円にすっかり持っていかれた感のある、「広大のアレ」。すなわち教員のさまざまな活動や業績などを徹底的にポイント化して評価するという、「徹底した大学のモニタリング」である。 その後あまり話題になることもなく…

研究費年間3万円の衝撃のその後

日本海側の例の大学、というのはつまるところ新潟大学なのであるが、依然として学内は色々とゴタゴタが続きつつも、新課程は廃止、創生学部の新設と、着々と執行部の進める改革は進行しているようである。 研究費が3万円になった!というお話も、文部科学省…

誰がアクティブラーニングを教えるのか

次期学習指導要領の目玉は、アクティブラーニングの導入ということになっている。指導法としてのアクティブラーニングの導入そのものは悪いものでは無いと考えているが、ただ、それを実施できる教師の配置がともなうのであれば、の話である。 今現場にいる教…

嘆かわしかった人々

ゴア以来、総得票数で勝りながら選挙人獲得人数では勝てなかったヒラリー。 間接選挙で選挙人数の割り当ての問題?といった話も見かけたが、ほとんどの州で総取り方式を取っている以上、接戦になればなるほど死に票も多く、こうした逆転現象は今後もあり得る…

高大接続改革の本丸は大学入試センターの民営化

すでに高大接続改革の議論も方向性は概ね定まり、現行の大学入試センター試験に代わる新テストの具体的な実施に向けて、その運用に関する情報が少しずつ明らかになるにつれ、 そんなことなら現行のセンター試験のままで良いのではないか?という、おかしな状…

学習指導要領改訂の矢先に教員削減を要求する素敵な縦割行政

財務省は文部科学省に対して、教員の削減を要求すると言うニュースが流れた。 財務省 公立小中学校の教職員 4万9000人削減案 | NHKニュース 少子化の進行により、今後10年間で公立小中学校教員を49,000人削減できるはずだと言う主張である。 日本の公教…