スーパーグローバル学部増田准教授

いかれた大学教員の思いつき

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

最後の一日

信じたくはないが、明日(厳密にはすでに今日)は3月31日であり、年度の最後の日ということになる。 思いがけず長い日々を過ごした研究室にお別れする日でもある。 ここだけの話、まだ片付いてはいない。 それでも明日は明日の風が吹く、だけでなく引越業者…

医学部とはかくも恐ろしきかな

話題に事欠かない医学部。一般のイメージとはずいぶんと異なるのではないかと思うが、医学部・大学病院というところは恐ろしいところなのである。西で火の手が上がっているのが岡山大学の医学部なら、東の火柱は群馬大学の医学部附属病院である。 もともとは…

大学教授の給料

京都大学高山先生の給料明細公開の件。 ご本人がさりげなく「私は2005年4月に36歳で教授に昇任しています。」と一言付け加えているわけだが、ここに実はとても重要な意味があるということをみなさんに知っていただく必要があるだろう。 36歳で国立大学の教授…

桃太郎が返り討ちにあった事件その後

桃太郎大学、もとい、岡山大学で炎上中の例のおはなし。 薬学部長まで務めた桃太郎がきびだんご代わりに研究不正疑惑をひっさげ、鬼ヶ島ならぬ官立以来の伝統を誇る医学部に殴りこみをかけたところ、鬼退治どころか「学長のリーダーシップにもとづく強力なガ…

卒業式

世間は卒業式の季節である。最近は曜日にかかわらず、特定の日を卒業式と決めているところが多いのではないだろうか。年度末での異動ということで、自分自身にとっても卒業式ということになる。着任時には想像していなかった長い期間を過ごし、部屋の中は時…

文系廃止狂想曲の顚末

今年度、大学界隈を賑わせた一番のニュースは、ミッションの再定義を踏まえた速やかな組織改革を進める中で、教員養成系学部・大学院、人文社会科学系学部・大学院については、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めよという…

出席点

シラバスを書いていて、先だって話題になっていたことを思い出した。 大学の講義における出席点の扱いである。 結論から言えば、単位の認定に際して、出席点を考慮してはならない。 近年、学部学科等で設置申請や改編の届出をしたところでは、シラバスの成績…

シラバス(2ヶ国語)

今時の大学というのは、ゆとり世代よりも上の年齢層の方々の知っているレジャーランドのようなところとは、もはや似ても似つかぬものになっている。教える側が適当にやっつけていようが、教えられる側が講義に出ていようがでていまいが、誰も気にも留めてい…

教授会承認

1月末、ようやく教授会で承認されたとの連絡をいただくことができた。3月末までに何かしら特大級の不祥事でも起こさない限り、これが最終的な決定である。退職願を書き、提出に向けて各方面への連絡に追われる。転任先からは着任に際して新年度に向けて矢継…